「意識」「行動」「結果」について
記念すべき(?)1回目のメモは、
「意識」「行動」「結果」についてです。
※ここから先は、混同しないように「①意識」「②行動」「③結果」というように番号を振ります
「①意識」が変われば「②行動」が変わる
↓
「②行動」が変われば「③結果」が変わる
というのが、私の基本的な考え方です。
これを逆に見ていくと・・・
「③結果」を出すためには「②行動」が必要
↓
「②行動」をするためには「①意識」が必要
となります。
※ちなみに、「②行動」して「③結果」が出たら、「②行動」と「③結果」の間に「習慣」を入れます
→なので、「習慣」は2.5くらいの立ち位置ですかね?
人間は、全ての「②行動」に何かしらの気持ちや理由があります。
無意識な「②行動」でも、過去の何らかの習慣や根拠が根底にあるはずです。
どうしても目に見えるのは「②行動」なので、「②行動」の指摘をしがちになってしまいますが、
指導にしても指示にしても、「②行動」だけを伝えるのは良くありません。
【悪い例】
上司「今日から○○をしよう!」
部下「わかりました」
この場合、○○をする理由を伝えていないため、
部下に○○をする理由を尋ねると、「上司に言われたから」と返答されることがあります。
上司に言われたからするということは、その「②行動」の重要性や必要性が浸透していないことになるため、
言われたままにしか動けず、「③結果」も出にくいです。
仮に「③結果」が出たとしても、本人は「言われたことをした」という認識のままなので、
その「②行動」を持続(習慣付け)させることは困難でしょう。
大事なのは、「言われたからする」ではなく、
「必要だからする」と思ってもらうことです。
【良い例】
※事前に部下と一緒に、今までの問題点と原因を洗い出しした上での話です
上司「今回の問題点の原因は△△だったから、○○をすることで改善していこう」
部下「わかりました」
こうなると、部下に○○をする理由を尋ねても、「△△を改善させるため」という返答が望めます。
「①意識」のところにも働きかけた
ということになります。
・モチベーションが元々高い人
・コミュニケーションが上手な人
・頭の回転が速い人
上記のような方には、ここまで手厚くしなくても良いと思います。
というか、上記のような方の育成は、そもそも悩むことも少ないと思います。
そうではない部下に、どうするか?
ということです。
【まとめ】
「①意識」へ働きかけが出来たかの判断基準は、
「②行動」 の理由を部下に尋ねた時に、
「言われたから」という返答ではなく、
しっかりと具体的な根拠を答えてもらえるか?
というところに念頭に置き、コミュニケーションを図ると良いと思います。