指導の着地点
前回のメモの延長みたいな感じになりますが、
今回は「指導の着地点」についてです。
私の結論から言いますと・・・
指導の着地点は、
「好奇心」もしくは「危機感」の刺激
になります。
前回の記事で、「①意識」「②行動」「③結果」について書きました。
大事なのは「①意識」への働きかけ
ということを解説したような記事です。
求めている結果に届かない時に指導をします。
ということは、指導で望んでいることは「成長」です。
私は、成長するためには「好奇心」もしくは「危機感」が必要と考えています。
そのため、「好奇心」もしくは「危機感」にアプローチをするよう心がけていました。
【好奇心について】
有名な言葉に置き換えると「好きこそものの上手なれ」ですね。
好きなことは、自然と興味を持って上達するということです。
これについては、興味を持てれば自然とできます。
誰もが小さいころに、「言葉を話す」「歩く」というような行動を経て、今があります。
なので、興味を持ったことは上達できるようになっています。
一番の上達の近道は、「好奇心を持ってもらえること」です。
そうなれば、上達の主導権が部下に行くので、上司は補助をするのみになります。
落合博満さんが「コーチの仕事は何もしないこと」と言ってましたが、
それが理想なんだと思います。
上司が何もしなくても部下が好奇心を持って行動してくれるのが、
成功の一番の近道なのかな?と思っています。
~①よくある例~
上司「○○が△△なので、□□をしたらどうかな?」
部下「はい、わかりました」
~②理想的な例~
部下「○○が△△なんですが、どうしたら改善しますか?」
上司「じゃあ□□をするといいよ」
※上記の落合さんの話は、「上司」を「コーチ」、「部下」を「選手」に置き換えます。
①と②のどちらが成長が望めるか?と考えると、②になります。
理想通りにはいかなくても、考え方は持っておいた方が良いです。
【危機感について】
好奇心が持てない人への代替案みたいなものです。
こちらは、有名な言葉に置き換えると「火事場の馬鹿力」ですね。
今パッと思いついた例で言うと、「夏休みの宿題」です。
夏休みの終わり頃にすんごい勢いで終わらせていた人も、いると思います。
あの「すんごい勢い」の源が、危機感です。
仕事で置き換えれば・・・
このままの状態が続くと、あなたに仕事を任せることができなくなってしまう。
のように、危険な状態を伝えることで危機感を持ってもらう感じです。
【まとめ】
「成長」するためには、「努力」が必要です。
「楽しい」「面白い」「やってみたい」というような好奇心があれば、
「努力」が「苦しいこと」にならず、「楽しいこと」の延長線上に出てきます。
よって、楽しいことをしていれば、それが努力になっているということです。
この一連の流れの源が好奇心ということですね。
この流れが作れない場合は、
「このままじゃまずい!」という危機感を「努力」の源にする働きかけが必要です。